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ケーススタディー
○新聞雑誌等に載った情報をWeb上で公開したいのだが。

○雑誌グラビアのスキャン画像も”引用”という口実なら使っていいんだよね?

○無断リンクは問題になりますか?

○読者プレゼントで愛ちゃんの生ポラが当たりました。原盤を私が持っているわけですからWebで公開したいと思いますが。
新聞雑誌等に載った情報をWeb上で公開したいのだが。

「雑報および時事の事件の報道」は著作物ではない・・そうです。

「○月×日 あの憎たらしいほどハンサムなガンダルフさんが、渋谷で舞台挨拶をしました。」
という記事があったとすると、それは時事報道ですからその情報自体は使用可能ということになります。(記事に使用された写真には別に著作権が発生するので不可)
ただし、「あの憎たらしいほどハンサムな」という文章部分は、記事を書いた記者の独自の創意ある部分なので使えません。
「○月×日 ガンダルフが、渋谷で舞台挨拶をした。」
このことだけが時事でありますので、それを使用して”新たに”自分なりの文章を創って自分のページで公開することになります。
ここで気を付けねばならないのが、”元の文章を要約してはならない”ということ。記者独自の文章部分を要約することは、「編集著作物の翻案権」を侵害する行為となるのです。あくまで「時事情報部分を要約する」ことが許されるのみなのです。
以上の説明で理解出来ない場合は、記事の使用はあきらめた方が無難かもしれません。

#「引用」が成立する場合はまた別です。

特殊な事例
私はある要件で某大手新聞社を訪問した時、新聞記事のネットへの流用についてお話しを聞く機会を持てました。
ずばり、「引用の要件を満たしていない、記事の無許可転載は不愉快」だとのこと。あたりまえと言えばそうですが。
ただ、ひとつ興味深い例を教えていただきました。
その新聞社の低年齢層向け新聞で連載されている、ある子役女優さんの記事を、ファンの方が個人のファンサイト上に載せているのだそうです。しかし、編集長の判断で黙認しているのだとか。(記事の最終的な権利は新聞社にあるので、編集長でも正式に許可することは出来ないでしょう。)なぜ黙認するのかと言うと、そのファンの方は転載した記事の下に「この記事が載っている新聞を購読したい方はこちらへ。」と、購読の案内も合わせて掲載しているのだとか。それだけではなく、編集部を時折訪問しては意見交換をしていくのだそうです。
編集長としては、彼に営業妨害の意志が無いことを感じ取り、販売促進にプラスになっていると判断して、黙認という形をとっているのです。
ただし、これは十分な信頼関係を築く努力をしての成果です。自分だけの判断で勝手に「商売のプラスになっているはずだ」なんて主張しても通りませんので、念のため。

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雑誌グラビアのスキャン画像も”引用”という口実なら
使っていいんだよね?

例えばA君が自分のページにアイドルの雑誌からのスキャン画像を載せたいがために、一計を企てたとしましょう。
A君はアイドルの解説文を書き、一緒にアイドルのスキャン画像を多数載せ、「画像は引用である」と主張しました。A君の主張では、解説が主であり画像は従なのだそうです。しかし、過去の判例を見ると、A君の主張はおそらく通りません。
小野昌延著「知的所有権 Q&A 100のポイント」発行:有斐閣の絵画に関する判例によれば、絵画が「鑑賞の対象になりうる」「論文と関係なく問題の絵画を鑑賞できる」場合は正当な引用とはいえないとされたようです。つまり、対象がいつでも従から主に成り替われるのではダメだってことでしょう。
A君の本意は、アイドルの画像を訪問者に鑑賞させるためのページなわけですから、当然ながらその画像は”鑑賞の対象となることを意識した”ものであるわけで(画質、大きさ、枚数、その見せ方)、引用だという言い逃れは成立しないでしょう。

もちろん、A君の本意が本来の意味での引用が目的で、A君のページが引用に必要な資格を十分に備えているならば、スキャン画像の引用も成立しうる場合があるでしょう。
それを認めてもらうには、引用として必要最低限の画質や量に抑えるよう配慮することも必要でしょう。

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無断リンクは問題になりますか?

なるとも言えるし、ならないとも言えます。
基本的にはWeb上で公開されているものに対して無断でリンクを張っても著作権侵害にはなりません。リンクお断りの表示があっても、それに法的根拠は無いと言えます。
・・・しかし、リンクを張られたことで相手側が著しく不利益をこうむったり(相手を誹謗中傷するページにリンクを張る等)、リンク拒否の理由に十分に妥当な根拠があったりした場合は、無断でリンクを張ると不法行為(民法第七〇九条)に該当すると判断されることもあるので、何をやっても良いというわけにはいきません。
また、Web上のマナーとして、リンクについて承諾や報告の義務があるとする慣習もあります。

#リンクをおこなう権利と、バナー画像や会社名等を使用する権利は別です。相手の承諾無しにオフィシャルサイトのバナーを貼ったり、あたかも関連あるがごとくに事務所名を記述したりした場合、不正競争防止法に訴えられる場合もあります。

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読者プレゼントで愛ちゃんの生ポラが当たりました。原盤を私が持っているわけですからWebで公開したいと思いますが。
それはおめでとう!生ポラロイド写真ですね?
でも、Webでの公開は控えた方がいいかもしれません。
貰った事で”所有権”はあなたに移動しますが、著作権、著作者人格権、肖像権、パブリシティー権等などは移動していません。
「美術の著作物等の原作品の所有者による展示」という権利はあるものの、それは店内やロビーに飾るなどの限られた範囲内でのことで、公に展示してよいということではありません。ホームページでの公開も公衆への展示に該当しますので、あなたがポラ写真の所有者であっても、許可なく公開することはできません。
友達が家に遊びに来たら、みせびらかすくらいにしておきましょう。
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