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著作権や肖像権パブリシティ権を侵害されると、前田愛さん側にどのような問題が起こるのだろうか?

”女優前田愛”の存在

著作物を複製されると

肖像を断りなく使用されると

根元的な被害

残念ながら著作権問題に対し、前田愛さんご本人がどう考えていらっしゃるのかは、わかりません。愛さんはファンサイトをごくたまに覗くこともあるようですが、とくに著作権、肖像権のことについてはコメントしていません。とりたてて気にも留めていないのかもしれませんし、本当は少し傷ついているのかも・・・想像する他ないですが。
しかし、もし愛さんご本人が問題を認識しておられなくても、侵害の事実が消えるわけでもないでしょう。
また、一般に芸能人は所属事務所等に著作権、肖像権、パブリシティー権等の諸権利の管理を、委任または代行という形で預けていると思われます。したがって、事務所が主張する権利への侵害行為は、実質的に愛さんの権利への侵害であると考えてもいいでしょう。

”女優前田愛”の存在
前田愛さんは一人の女性”人間前田愛”であると同時に、いわゆる芸能人としての”女優前田愛”でもあります。(注1)我々ファンは、女優前田愛の演じる仕事自体から感動を受け取るとともに、その仕事を通して人間前田愛の素晴らしさをも知ることができます。言い方を変えれば、我々一ファンが人間前田愛をも敬愛し慕うことが出来るのは、芸能人としての女優前田愛が存在するからこそなのです。
したがって、ファンにとって女優前田愛を失うことは、前田愛のすべてを失うことになります。(注2)

では、愛さん自身にとっての”女優前田愛”の存在ははどうなのでしょう。
雑誌等のメディアを通して知る愛さんの発言からすると、女優という現在の仕事に誇りとやりがいを持っていると推測できると思います。これからも、表現することに魅せられた者として、より高い世界へとチャレンジしてゆくことを望んでいるでしょう。

このように、”女優前田愛”の存在はファンにとっても、前田愛さん本人にとっても、かけがえのない存在であります。そして、その存在を支えている基盤を保護するのが、著作、肖像に関する権利なのです。

”女優前田愛”を脅かすもの
芸能人としての”女優前田愛”は経済活動という範疇に・・・いや、つまるところ”商売”であるわけです。いわゆる芸能人と呼ばれる人々は、持って生まれた自らのタレント性(才能、容姿等)、努力や修練によって習得した芸能に関する技能、それらから派生する知名度の顧客吸収力、等々を提供することで対価を得てその存在の基盤としています。
その基盤を保護する著作権やパブリシティー権を著しく侵害することは、その商売を阻害することであり、しいては女優前田愛の存在をも危うくする行為と言えます。
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著作物を複製されると
たとえば、前田愛さんの写真集をスキャン(複製)してWeb上のページに置くことで、誰でも自由に閲覧したりダウンロードできる状態にしたとしましょう。これがどういう結果を招くと予想できるでしょうか?
写真集の内容がいつでも無料で見られるとなれば、購入者がいくばくかでも減ることは間違いありません。熱心なファンならば実物を手元に置かないと満足できないでしょうが(私のように同じ物を複数冊購入するアホもいます)、可愛いからちょっと見てみたいな・・・程度で購入を検討している一般の(そして大多数の)人々は、「おっと危ない!あんまり可愛いんでついフラフラ買っちゃうとこだったぜ。どうせネットでタダで見れるじゃん。買わなくていいね。」ということになる可能性は高いでしょう。(白状しますが、聖人君子でもない私は他のタレントさんの写真について、しばしばそいう判断を下しています。)結果、写真集は本来期待されるより売れず、著作者に正当な利益が還元されない・・・ということになるでしょう。
写真集の著作権は出版発行者、写真家にあります。彼らに利益が思ったほど入らないとなれば・・・「前田愛の写真集、出しても売れなくなってきたな・・・もう企画するのやめようかな。」なんてことになりかねません。また、そいった写真集等の売れ行きを、人気(しいては商業的価値)のバロメーターとして認識している企業もあるかもしれません。

#かつてシャープの「X6800」という当時としては先進的で魅力あるパソコンがありました。強力なグラフィック能力を持ったX6800は、特にゲームの分野での活躍が期待され、実際優れたゲームが多数発売されたのですが・・・主な購買層の少年達がこぞって不正コピーをくり返した結果、ゲームの売上は激減。開発費もでないありさまで、メーカーは次々に手を退き、X6800というマシン自体も機能的には旧体然としたNECのPC98の牙城を崩すまで至りませんでした。

肖像を断りなく使用されると
肖像とは、姿全体や顔等の一部のことです。写真やTV等の動画、似顔絵やイラスト、第三者がそれと認識できるならシルエット等も含まれます。

プライバシーとしての肖像権侵害では、広く一般に公表すべき報道写真等を除き、私生活や公表する意志の無い姿を当人に断り無く撮影、公表するケースがあげらえます。
たとえば学校行事等に潜入して私生活を撮影して公開したり・・・という迷惑行為もそうでしょう。また、顔写真に手を加える等して侮辱的な物にしたり、写真の下に誹謗中傷文を表記する等は、侮辱行為となります。
そのような行為は前田愛さんを悲しませる・・・って、わざわざ言わなくても当然ですね。ファンとしては、法律以前の問題ですよね。
ただし、こちら側が侮辱等をしているつもりがなくとも、相手側にはそのように受け取られる場合もあるかもしれません。くれぐれも相手側の気持ちに立った対応が必要でしょう。

さて、芸能人である女優前田愛さんはいわゆる肖像権の他に、もうひとつ肖像に関わる権利を持っています。世間に広く顔や名前が知られている芸能人の肖像や芸名は、人々を引きつける力「顧客吸引力」を持っていますよね。たとえば、愛さんの肖像がプリントされた製品は、愛さんファンにとっては他の類似製品とは代えがたい魅力があるでしょう。芸能人は自らの肖像や氏名を任意の他者に対して使用許諾することで対価を得る権利があり、許諾を得た者はその顧客吸引力を利用して商売をすることができます。これをパブリシティー権と呼びます。
このパブリシティー権が侵害されるとどうなるでしょう?
たとえば勝手に愛さんの肖像を付けた商品を乱造して市場に出されれば、愛さんに使用料を払って正当に商品を出している業者の製品があまり売れなくなります。(使用料を払っていない分、安く売れるかもしれません。)そうなれば、愛さんの肖像を正当に利用しようとする業者が減り、愛さんの芸能人としての基盤も揺らぎかねません。

では、非営利のファンサイトでは・・・商行為はしてないとしても、愛さんの肖像画像を多数置き、明らかにそれ目玉としてアクセスを稼いでいるとすると、やはり顧客吸引力を無許可で利用していると判断されるかもしれません。実際、雑誌社のサイト等で対価を支払って愛さんの肖像を載せているコンテンツが存在しますが、その価値は無許可画像が増えれば増えるほど下がってしまうと言えませんか?
たとえ非営利でも、場合によっては十分に愛さんへのマイナス要素足りうるのです。
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根元的な被害
さて、諸権利を侵害された場合の害について、これまで色々例をあげてきましたが、最後に最も単純でしかし最も大切なことをあげておきましょう。それは、「自分の権利を侵害されれば、誰だってムカツク」ということ。ですよね?

我々の行為で愛さんに関わる多くの人達がムカツクことになるかもしれません。その中には愛さん本人が入ることもあるかも・・・。
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(注1)
女優前田愛だの人間前田愛だのと、一人の人間をカテゴリーに還元して語るのは無意味だと思われる方もおられるかもしれませんが・・・その通りです。そればかりか、”女優”と”人間”は等価ではありませんね。

(注2)
時々、「自分は人間前田愛を好きなんだから、彼女が芸能人じゃなくなってもいいのだ。」と言う人がいますが、それは詭弁です。
彼が愛さんの友人等でないかぎり、生き生きと変化し続ける人間前田愛に触れるチャンスは無くなるのです。
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